子どもたちへ安心安全な食を食べさせたい!
という思いで活動している福岡オーガニックマルシェ。
「福岡の私立学校でオーガニック給食が始まった!」
との事で、視察に行って参りました。
太宰府市にあるリンデンホールスクールは、
英語イマージョン教育で有名な私立学校です。
今回の視察は生徒数約170名の小学部へ
お伺いしました。
学校説明、学校見学に加え、
教頭先生、事務長、理事長、料理長のお話も聞かせて頂き、
カフェテリア(食堂)で実際に子どもたちと同じ給食を
試食させて頂きました。
子どもたちの健康や地球環境のため、
農薬も化学肥料も使わない有機食材を使った給食
地元の有機農家さんと連携し、
地産地消も実現
今年の春から米や野菜を
完全オーガニックに切り替えました。
この日のメニューは
ごはん
豚汁
白身魚の梅肉揚げ
野菜のマカロニサラダ
すいか
野菜ジュース
献立にはなかったですが
自家製のトマト甘酒も出して頂きました。
ごはんは学園で発芽させた発芽玄米入り。
調味料にもこだわっていました。
全ての食材がしっかりと噛み応えがあり、
咀嚼にも気をつけて作っている印象。
献立は、ご飯とみそ汁を基本とした和食。
17年前の開校当時から、牛乳は出していないそうです。
日本人にはやはり、和食が一番身体に馴染みます。
元々、給食はパンから始まったと言いますが、
それは戦後の食糧難での話です。
アメリカから配給された小麦と脱脂粉乳を給食に
使用した事から、パンがベースとなってしまいました。
しかし、戦前の給食はおにぎりと漬物と焼魚や、
ご飯とみそ汁が基本だったんです!
飽食の時代の今、
「日本の給食の、栄養され取れればいいと言う
時代は終わり、勉強する前にまず体を作ることが大切」
というこの学園の考えも印象的でした。
子どもたちの体にやさしい給食、
そして地球環境にもやさしい給食。
給食の残りは体育館横のコンポストに入れ、
肥料を作り、自園の畑や田んぼの肥料とします。
学園内で見事な循環の仕組みが出来上がっていました。
このような素晴らしい取り組みをしている学校が福岡にあるなんて!
私たち大人はもっと真剣に
もっと子どもたちのために
前向きなアクションを起こさなければいけません。
そうでなければ、子どもたちに
豊かな未来は手渡せない!
因みにお隣の韓国では
ソウル市内のすべての小中高校で
無償で有機給食が始まっています!
アジアのリーダー都市
福岡もがんばって欲しい。
福岡オーガニックマルシェも、より一層、精力的に活動して参ります!!