「環境配慮型」とか「持続可能性」という言葉を聞くと「意識高い系」と思われがちですが、私はもっと現実的な解決策だと思っています。
環境に配慮することは人のためにもなります。マルシェが実践する有機農業は土壌を汚さないだけではなく、私たちの健康も守ってくれます。有機栽培の野菜は皮や葉っぱなども残さず食べられますから、ゴミの削減にもつながります。地元の食材を活かすことは、地域社会を守ることはもちろん、輸送にかかるエネルギーも減らします。
マルシェの取り組みは、「環境にも人にも優しい」ことを実践してくれている素敵な活動です!
岡村りら
2006年にベルリン自由大学で博士号を取得後、獨協大学外国語学部准教授を経て2022年より現職。専門は気候変動政策、エネルギー政策、廃棄物政策、循環型社会等。現在は高レベル放射性廃棄物を中心に、廃棄物の視点から原子力発電やエネルギー政策について研究。